2025年6月20日(金曜日)にウェビナー「やさしい日本語と防災・減災 ~自治体における実践事例とツール活用~」を開催しました。
75名ものご参加をいただき、まことにありがとうございました。
ウェビナー当日は、4名のスピーカーが登壇。自治体における防災のためのやさしい日本語を用いた情報発信の事例やポイントについて考える場となりました。
第1部は、弊社取締役で伝えるウェブ開発者の野田による講演。2024年に発生した能登半島地震の際にメディア各社が取り組んだ情報発信を事例として取り上げながら、災害情報の発信について話しました。情報発信に関するルールを事前に取り決めておくことの重要性や、日ごろからの事前練習の必要性を伝えました。災害が発生してからではなく、平時から組織のなかで準備をしておくことでスムーズな情報発信ができます。
当日の資料:
第2部では、一般社団法人やさしい日本語普及連絡会 代表理事の吉開 章氏、宍粟市国際交流協会 理事の栗山こまよ氏をゲストにお迎え。やさしい日本語での防災訓練の取り組みについてお話いただきました。
昨今、災害時の情報伝達以外にも様々な分野での活用が広まりつつあるやさしい日本語。やさしい日本語は、阪神淡路大震災がきっかけで広まってきましたが、吉開氏のご発表では震災から30年となる今こそ、減災のためのやさしい日本語に立ち返ることが大切であるとお話いただきました。「やさしい日本語は、AEDのようなものである」というお話は、やさしい日本語での情報発信をお客様にご提案する際にも、とても参考になる考え方だと感じました。
その後の栗山氏のご発表では、『入門・やさしい日本語』認定講師の仲間と企画した避難所運営の体験合宿の事例をご紹介いただきました。栗山氏は、AED講習会や被災体験・防災アイディアを共有する講演会の実施、炊き出しを含む避難所の運営体験の3つの企画を合宿の形で実施。外国人や子供・高齢者を含むさまざまな住民の方と実践をしわかったことを共有していただきました。栗山氏のご発表からは、減災のための訓練、そして地域住民の関係構築に平時から取り組んでおくことの重要性が伝わりました。
当日の資料:
第3部では、弊社伝えるウェブ担当の大房が伝えるウェブを使った防災情報の発信のしかたをご紹介。伝えるウェブの管理画面から利用できる「やさしい日本語エディタ」の基本機能の使い方を説明し、次のような実践例をお見せしました。
「やさしい日本語エディタ」の基本機能については、以下の動画からもご覧いただけます。ぜひご活用ください。
当日の資料:
やさしい日本語による災害情報の発信を支援する伝えるウェブ。2025年6月から2026年3月末まで無料キャンペーンを実施中です。
本日ご紹介の「やさしい日本語エディタ」はもちろん、ホームページ一式を自動でやさしい日本語に言い換える機能の試用もできます。この機会にぜひお試しください!
※新規でお申し込みの方が対象となります。お申し込みはキャンペーンページからお願いします。
※ 申し込み・お問い合わせが多数になった場合、アカウントの発行までにお時間をいただくことがあります。
※ 2026年4月以降のご利用の継続は必須ではありません。
※ サポートについては、メールでのサポートのみとなります。
2025年7月2日(水曜日)~7月4日(金曜日)に、東京ビッグサイトにて行われる「自治体・公共Week 2025」に出展いたします。今年度は、1つのブースで伝えるウェブと、伝えるウェブを支えるPowerCMS X をご紹介。PowerCMS Xは、自治体のホームページ運用において必要な機能を備えた国産CMSです。セキュリティに強くアクセシブルなサイトの運用が可能なCMSで、官公庁や多くの自治体の公式サイトで導入いただいています。
ブースでは、担当者の説明を聞きながら実際の画面をお試しいただけます。南展示棟「21-6」ブースにて皆様のご来場をお待ちしております!
6月30日(月曜日)に、PDFの音声読み上げ対応についてのウェビナーも行います。
参議院議員選挙が目前に迫るなか、選挙そのものやPDF版の選挙公報のアクセシビリティについて考えます。PDFファイルの音声読み上げ対応を叶えるためのノウハウもレクチャー形式でご紹介。
ご参加の方は、申し込みフォームよりお申し込みください。
多くの方のご参加をお待ちしております。
PDFの音声読み上げ対応を支援するサービス「伝えるPDF」については、こちらのページからご覧ください。