導入事例:飯塚市役所様

外国人留学生や外国人技能実習生に配慮し、やさしい日本語化に取り組む

福岡県飯塚市別ウィンドウで開きます は人口約12万7千人(2020年9月末現在、福岡県内で4番目の人口)の福岡県中部に位置する市です。

九州の自治体としては初のやさしい日本語での情報発信を2020年の8月に開始しました。この取り組みには「伝えるウェブ」(やさしい日本語へのAI機械翻訳システム)をご活用いただいています。やさしい日本語での情報発信を始めたきっかけ、運用にまつわるお話、システムの導入や活用方法などを飯塚市役所情報政策課の係長 森山様、堀様にお伺いしました。

新型コロナウィルス感染防止対策のため、マスクをしてソーシャルディスタンスを保っての取材となりました(写真撮影時のみマスクを外しています)。

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やさしい日本語への取り組みを始めたきっかけを教えてください。

元々はやさしい日本語の導入は検討しておらず、他言語への対応を強化すること(自動翻訳の強化プラスアルファ)を考えていました。

2020年度にホームページをリニューアルするにあたり、色々と調べる中で、やさしい日本語自動翻訳(伝えるウェブ)の重要性を知り、2019年の7月に担当者(前任の情報政策課 前田様)からホームページに問い合わせさせていただきました。

7月半ばにアルファサード様の担当者(代表の野田 純生)に来ていただき、説明を受けました。説明の際には伝えるウェブのことだけでなく、やさしい日本語についての一般的なお話をしていただきました。

実は、それまではやさしい日本語についての理解や取り組みを進めていたというわけではなく、来庁いただいた際にお話いただいたことが「やさしい日本語」そのものについての理解を深めることにつながりました。

新型コロナ禍で、やさしい日本語を活用することも多くなったかと思います。

主にやさしい日本語への取り組みは、国際政策課で行っています。

飯塚市には、留学生、技能実習生など、外国人が約1,400人います。また、飯塚市には、九州工業大学など、3つの大学があり、国際政策課では留学生の支援なども行っています。

日本語を母語としない方への新型コロナウイルス感染症についての情報別ウィンドウで開きます をホームページで発信したりしていますが、やはり手作業で一つ一つふりがなを付けたりする作業は作業量が膨大です。ボタン一つで変換できるのはとても便利で、大きく省力化できるようになったと思います。

日本語を母語としない方への新型コロナウイルス感染症についてのページ

やさしい日本語を導入したことについての反応は何かありましたか?

取り組みを開始した時に、西日本新聞に掲載してもらいました。

そのことで、近隣の市の担当者から問い合わせがありました。特に市民の方や外国人の方からの反応はまだいただいていませんが、今後は感想なども聞いてみたいと考えています。

同市では留学生や技能実習生など約1400人が生活しており、これまでHPの情報を英語や韓国語などへ変換はできたが、8月1日のリニューアルを機に、専用のソフトを使って、やさしい日本語の導入を決めたという。
飯塚市HPに「やさしい日本語」 外国人向けに変換機能、振り仮名も|【西日本新聞ニュース】別ウィンドウで開きますより引用

伝えるウェブは最近、バージョンアップを行いました。

新機能の「やさしい日本語エディタ」を見せていただき、チラシや広報誌などの印刷物やSNSなどにも活用できることを知りました。
また、ふりがなを消すボタンやカスタマイズなども管理画面でできることを説明いただきました。辞書の登録なども今後はやっていければと思います。

最後に今後の展望や、課題があれば教えてください。

国際政策課では「外国人のための日本語教室別ウィンドウで開きます」という取り組みも行っていますが、今後はホームページだけでなく、日本語教室のチラシなどもやさしい日本語にしたり、広報誌のお知らせ文をやさしい日本語にするなど、そういうことにも活用できそうだなと感じました。

また、市役所内で、エディタを利用したい部署が他にもあるかもしれませんので、周知していきたいと考えています。

写真:左から飯塚市役所情報政策課 堀様・森山様
飯塚市役所
  • 飯塚市役所情報政策課 係長 森山様
  • 飯塚市役所情報政策課 堀様

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