総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構「NICT」が主催する、第2回多言語音声翻訳コンテストの試作品 (PoC) コンテストの審査会が3月14日(土)開催され、アルファサード株式会社(所在地:大阪府大阪市、代表取締役:野田 純生)が総務大臣賞 (最優秀賞) を受賞しました。
多言語音声翻訳コンテストの試作品 (PoC) コンテストで総務大臣賞 (最優秀賞) を受賞 - 新着情報 - アルファサード株式会社 新しいウィンドウでリンクを開く
当サービス「伝えるウェブ」で利用している自社開発のやさしい日本語化エンジン(伝えるウェブAPI)と多言語音声翻訳を組み合わせた「やさしい日本語化支援アプリ」を試作しました。
作品の概要 : 音声入力したテキストまたは入力されたテキストを一旦やさしい日本語化してから多言語翻訳し、元のテキストの翻訳結果を並べて表示して比較することができます。翻訳したテキストを日本語へ逆翻訳できる。テキストはすべて合成音声で読み上げ可能。多言語翻訳は英語、中国語、韓国語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語に対応。
作品の特徴 : 語彙を制限して優しくする、1文を短く分割する、文末表現を揃える、ふりがなを追加して分かち書きをすることにより、多言語翻訳しないでも簡単な日本語を理解できる外国人や知的障害者に情報を伝達できます。また、やさしい日本語化したテキストを多言語へ翻訳することで、誤訳を防げるケースなどもありました。
審査会は昨今の状況を鑑み、インターネット経由でのオンライン開催となり、遠隔で試作品のプレゼンテーション、デモンストレーション及び審査等を行う方法に変更して実施されました。
プレゼンテーションの様子は、下記サイトで動画が公開されていますのでご興味があればぜひご覧ください。
試作品(PoC)コンテストレポート|多言語音声翻訳コンテスト 新しいウィンドウでリンクを開く
審査員のコメントは下記の通り。具体的な実用イメージに結びついたことが受賞につながったようです!
日本語のニュアンスの難しさを翻訳の中で解決するところが良いと感じた。今後、デジタルサイネージへの活用がイメージできる。
駅や商業施設にあるデジタルサイネージに、やさしい日本語への変換ボタンがつく日がいつか来るかもしれませんね。
本試作品アプリで利用した「伝えるウェブAPI」は、すでに当サービス「伝えるウェブ」においてウェブサイトの「やさしい日本語化を支援するツール」として、すでに複数の企業・自治体のウェブサイトで導入いただいております。
今後は多言語翻訳や多言語音声翻訳の前処理、音声入力と組み合わせたり、API を開放してウェブ以外の他のサービスへの利用促進を図ります。また、登録辞書の充実により翻訳精度・わかりやすさのさらなる向上を推し進めてまいります。
ウェブサイトをやさしい日本語に自動翻訳する当サービス「伝えるウェブ」を、この度新たに東京都足立区役所などに提供を開始しました。
Webサイト閲覧者はボタン一つで既存の Webページをやさしい日本語に変換し、 ふりがなを追加したり分かち書きしたりできるようになります。
東京都足立区
https://www.city.adachi.tokyo.jp/ 新しいウィンドウでリンクを開く
岩手県久慈市
https://www.city.kuji.iwate.jp/ 新しいウィンドウでリンクを開く
西日本新聞社(新 移民時代 特設ページ)
https://specials.nishinippon.co.jp/special/new_immigration_age/ 新しいウィンドウでリンクを開く
株式会社アクセスネクステージ (アクセス日本留学)
https://www.studyjapan.jp/ 新しいウィンドウでリンクを開く
当ウェブサイトや、アルファサード株式会社のサイト 新しいウィンドウでリンクを開くにおいても各機能をご確認いただけますのでぜひお試しください。
製品デモや機能説明は、オンラインでも実施しております。詳しくはお問い合わせください。